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黒瀬の家(リノべ)

「素材で再編集する、景色とつながるLDK」

既存のメーカー住宅を、素材と構成から丁寧に読み直したリノベーション。
もともと和室と分かれていた1階空間を見直し、壁を取り払い、ひと続きのLDKへと再構築しました。

空間の中心にはアイランドキッチンを配置。
家族の動線が自然と交わり、どこにいても気配が感じられる構成としています。

キッチンはステンレスで構成し、無駄のないシャープな印象に。
光をやわらかく反射する質感が、空間に静かな緊張感と清潔感をもたらします。
キッチン床はタイル仕上げとし、機能性と素材感を両立させました。

一方で、リビングにはナラ材の無垢板を採用。
やわらかな木目とあたたかみのある質感が、ステンレスやタイルと対比しながら空間に深みを与えます。
異なる素材が互いを引き立て合うことで、単調ではない、豊かな表情が生まれました。

既製品で整えるのではなく、
ステンレス、タイル、無垢材といった素材それぞれの個性を見極め、空間に合わせて組み合わせていくこと。
その積み重ねが、これまでの質感と印象を大きく変えています。

窓からの景色も設計に取り込み、内と外がゆるやかにつながる構成に。
光や季節の移ろいが、日常の中に自然と溶け込みます。

壊してつくり直すのではなく、読み取り、整え、再編集する。
素材と景色によって、住まいを新たな価値へと更新したリノベーションです。

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